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Web制作会社の担当者離職で更新できない時の対処法

Web制作会社の担当者離職で更新できない時の対処法

2026.06.23

今のWeb制作会社の担当者が辞めてしまい、急ぎの修正対応をしてもらえませんか?

内容を伺ってからの回答でよければ調査させていただきます。

こんな相談ももう何年も前から一定数はあります。

なにしろ昔から、デザイナーやプログラマーの離職はよくある話です。また昨今は、Web制作の業界も他業種同様に人手不足が深刻化しています。経験のあるデザイナーやプログラマーは引く手あまたですし、転職や独立も珍しくありません。また、少人数で運営している制作会社も多く、窓口は営業担当だけで、制作自体は外部パートナーへ依頼しているケースもよくあります。

こんにちは、アクセスアップの富井です。

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

 

Web制作会社の経営者も、「どうすれば安定してサービスを提供できるか」と日々悩んでいます。ですから、担当者が辞めたこと自体を責めても問題は解決しません。

本当に考えなければならないのは別のところにあります。

それは、「担当者がいなくなってしまっただけで、ホームページの更新が止まってしまう状態にある」ということです。

 

ホームページは会社のパンフレットでもなければ広告でもありません。今や問い合わせを生み出し、人材を集め、取引先から信用を得るための重要な"経営資産"です。

にもかかわらず、その運営が一人の担当者に頼っている状態になっていたらどうでしょう。

 

  • 金額や内容が変更になり修正が必要になったとき。
  • 人手不足で人材募集をしたいとき。
  • 住所や営業時間が変更になったとき。
  • 何かしらのキャンペーンやイベントを始めるとき。

そのたびに「Webを触れる担当者がいないと何もできない」状態になってしまいます。

 

問題なのはその制作会社ではなく、そのホームページがその担当者頼みになっていることなのです。

今日のブログでは、実際によくある事例をもとに、この問題の原因と解決のヒントをお話ししたいと思います。

Web制作会社の担当者離職で更新できない時の対処法

【著者プロフィール】 

株式会社アクセスアップ/富井清和

1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。 金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務める。


"ID/PWが分からない!"制作会社依存がもたらす致命的なリスク

Web制作会社の担当者離職で更新できない時の対処法

先月ある物流会社の社長からこんな相談を受けました。

「ドライバーの待遇を上げたので、採用ページを修正したくて制作会社に連絡するも、全然回答がなくて困ったことがある。」

詳しく伺うと、長らくこの会社を担当していたデザイナーが退職していまい、後任がみつからず、この会社の修正や更新ができなかったとのこと。社長としては既に求人広告に何十万円もかけているのに、肝心の採用ページが古い情報のままなんて!と焦ったと話されておられました。

 

ところが、その時の状況を聞くと問題は別のところにありました。

  • 管理画面のログイン情報が分からない。
  • サーバー契約先が分からない。
  • ドメイン管理者も分からない。
  • 更新の方法なんて誰も分からない。

 

Webで何をするにも制作会社任せで、自社でするための情報が管理されていなかったのです。

つまり、ホームページ運営そのものが、制作会社の担当者に依存していたのでした。

 

ホームページは毎日更新するものではありません。

だからこそリスクとなる点に気がつかない。ところが、いざという時に修正できない状態は、会社にとって想像以上に大きな損失になります。

例えば"車検証と鍵"がなければどんな専門家でも動かせない

Web制作会社の担当者離職で更新できない時の対処法

こういう場合、制作会社を変えるだけでは根本的な解決にならないことがあります。

前述の社長も、この問題がキカッケで別の制作会社を探しましたが、また新しい問題が発生します。結局新しい制作会社でもホームページを修正することはできなかったそうです。

 

その理由は単純でした。

  • 必要な情報が全くない
  • ドメインの契約情報が分からない
  • サーバーのログイン情報がない
  • 過去のデータや経緯も不明。

 

これではどんな優秀な制作会社でもすぐに対応することはできません。

車に例えるなら、車検証も鍵もない、これでは車検を受けるにもどんな整備工場でもどうしようもありません。どれと同じです。

 

一方で、別の会社ではスムーズに引き継ぎが進みました。

同じような離職問題が発生する前から、

  • 契約情報
  • サポート窓口の連絡先
  • 管理画面のURLとログイン情報

 

これらを会社としてキッチリ管理していたのです。

結果として、新しい制作会社への移行はすぐに完了したそうです。

 

この両社の違いは制作会社のレベルの差ではありません。

ホームページを会社の資産として管理していたかどうか。その違いだったのです。

"共有化の徹底と引き継げる仕組み化"が重要

Web制作会社の担当者離職で更新できない時の対処法

ここまでの話を整理すると、制作会社の担当者が辞めたことが問題ではありません。

問題は、"今まで任せていた人が退職した瞬間に何もわからなくなる仕組み"。つまりマニュアルもなく全てが属人化しているといるという仕事の仕組みにあったのです。

会社経営では当たり前のことがあります。

 

  • 経理担当が辞めても会社は動きます。
  • 営業担当が辞めても会社は動きます。

それは引き継ぐ仕組みがあるからです。

 

ところがホームページだけは、「詳しい人に任せっぱなし」になっているケースが少なくありません。そこで当社では新規のお客様に対して、「もし私達が明日いなくなっても運営できるよう」管理をしっかりやってくださいという話をします。

以前はなんでも紙のドキュメントが主流でしたが、最近は何でもデータで管理するのが増えています。そのため、担当者個人の記憶や経験に頼るのではなく、誰でも同じ品質で仕事が進められるよう「共有化の徹底と仕組み化」が重要になっています。

 

ホームページは作ることよりも、運営する期間の方が圧倒的に長くなります。ですから見るべき点は、デザイン力や金額の高い安いだけではありません。担当者が変わっても続く仕組みがあるか。

その視点で制作会社を見ると、5年後、10年後の安心感は大きく変わってきます。

まとめ

今回お伝えしたかったのは、担当者の退職を心配する話ではありません。本当に考えていただきたいのは、「誰か一人がいなくなっただけで止まる状態になっていないか」ということです。

ホームページは会社の資産です。そしてそれは制作会社や担当者のものではありません。

 

もし今、

  • 「契約情報が分からない」
  • 「ログイン情報を知らない」
  • 「更新方法を把握している人が一人しかいない」

そんな状態なら、一度整理してみる必要があると思います。

 

私たちはホームページ制作だけでなく、現在の管理体制や運営状況の確認も行っています。今すぐ制作会社を変える必要はありません。

まずは、自社のホームページが本当に会社の資産になっているか、一緒に確認してみませんか。

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