【2024年版】成功する独自ECサイトの集客施策とは？

モノを買おうとする際、ほとんどのユーザーは誰もが知っている大手ショッピングモールにアクセスする傾向があり、いくらカッコ良い独自サイトを作ったとしても集客することは難しくなります。

一般的にECサイトの商品購入率は平均1～3％と言われ、1日あたり30～100件のアクセスがあって1つ売れる計算。

それだけに売れている会社は総アクセス数を上げるためにあらゆる方法を使って、社名や商品のブランディングに必死です。

だからといって中小零細規模の独自ECサイトの場合は、頑張っても1日20～30件程度の集客数がよいところ。これでは、結果が生まれるどころか続けていくことさえできません。

ですから、一人のお客様を大切にする特別なアクションが必要あるのです。

独自ECサイトの集客は誰もが悩む問題で、軌道に乗るまで相当な時間と手間、それに宣伝コストが必要です。

そのため"売るよりファン作り"を考えたマーケティングが後々有効となります。

SNSでコメントやサイトへ問い合わせが入ると直ぐに返したり、商品発送時には手書きのメッセージを添えるなど、積極的なコミュニケーションを行い信頼関係を築きます。

そうすることでリピーターとなり、新規顧客獲得にも好影響を与えます。

このように、ファン作りから始めることで、顧客との関係を強化しすることが長期的なビジネスの成功につながるでしょう。

中古車販売や美容院などメジャーキーワードの検索では、大手ポータルサイトが上位を占めています。

それは物販も同じで「Amazon・楽天・Yahoo!・ZOZO等」などの大手ショッピングモールが上位を独占している状態。

例えば、「Tシャツ」を探す際に、「メンズ＋Tシャツ」や「人気＋Tシャツ」と検索しても、さらに「オーガニック＋Tシャツ」や「後染め＋Tシャツ」でも大手ポータルサイトが上位を占めます。

商品の仕様に関する複数用語を組み合わせたとしても、独自ECサイトの場合はキーワード検索からコンスタントに1日〇〇件もの集客は難しいでしょう。

例えばTシャツ販売の場合だと、どこにでも売っているような商品だと、ライバルサイトが多すぎて価格競争になりがちです。また検索結果では他店の中に埋もれてしまい集客が難くなる。

ですから、独自ECサイトで取扱う商品は、人の行動や態度など道徳的な価値。または特定の趣味・スポーツ・芸術などを絡ませたオリジナル商品が良いとされています。

他のどこでに行っても買えない世界で唯一の商品を作ることでファンを集めやすくなります。

生き残りが厳しい独自ECサイトですが、ニッチな分野でもファンを集めやすいのがインスタグラム。このSNSはタイムリーに情報を発信することで"今"が伝わり興味をそそります。

ところがSNSがいくら集客に効果があると言われていても、じっくり全てをチェックしているユーザーなどほとんどいないので、簡単にECサイトへ誘導できるわけではありません。

ですから、どれだけ目に触れる機会を増やすことができるかが勝負となります。

そうなると、投稿は朝夜の1日2回が原則。多くの人が一番見やすい朝7:00～9:00。そして仕事が終わってゆっくりしている夜7:00～12:00の2回。この時間帯はよく見られ反応も高くなります。朝は写真で夜は動画（リールやストーリーズ）がおススメ。

注意しないといけないのは、たまの投稿ぐらいではフォロワーやいいねを増やすことはできません。ましてやECサイトに誘導などできないので、毎日の継続した投稿は絶対に必要です。

如何でしたか？

今日は、「補助金を利用して独自のECサイトを開設したものの、数ヶ月経っても全く集客できません。どうしたらいいでしょうか？」の相談にお答えする内容でお送りしてきました。

中小企業のECサイト事業は、軌道に乗るまで時間がかかります。

ホームページと異なり、大量のページ数があれば検索で上位に...という単純なものではありません。

時間をかけて熱烈なファンを増やすことを考えた施策が必要になります。