スペックや激安をセールスポイントにする時代は終わり
テレビである有名な料理人が....、
「子供への最上の愛がこもった母の料理ほど、美味しいものはない!」と言っていました。
激安や性能を売るならどこでも手に入る。母が掲げるスローガン”子供への最上の愛”のもとに作る料理は、一流の料理人でさえ唸る高い価値のあるものだと言うのです。
ブランディングとは、自分を見つめ"見える化"すること。見る人・利用する人にその価値を共通イメージとして認識してもらう活動。ビジョンやスローガン、経営理念や行動指針は、カタチのない価値を実現する心意気。それは営業や採用活動を有利に進め、ファンが増えることで将来的な売上げも見込める。また、人材の定着や品質向上。さらに販促にかかる費用が抑えられ利益も拡大する。キャラクター性で選ばれる時代の経営戦術です。
東京都杉並区に本社を置くTAKAIDOクールフロー様。(https://www.takaido.co.jp/)
関東一円の3温度帯対応の高機能物流センターを拠点に都心部への輸配送を行う食品総合物流を行っています。豪華で手厚い福利厚生で募集するわけでなく、大型トラックのドライバーや軽作業スタッフに至るまで、サービス品質向上と採用活動強化を目的に数年前からブランディング活動に取り組まれています。
サービスにおけるニーズはあるものの、採用課題を抱えていた数年前。その解決に向けスローガンを掲げ、ビジョンとともに社内共有に取り組み成功している事例です。
『私たちの希望(Kibou)。そして期待(Kitai)。さらに気持ち良く働ける環境(Kankyou)といった、今までと違う“新しい3K”イメージへと、サービス業だからこそ様々なブランディング活動を通じて、意識の高い組織作りと品質向上に取り組んでいます。』 TAKAIDOクールフロー 飯田社長(以下、飯田社長と表記)
飯田社長『この活動は5年を迎えました。共感する新たな仲間ができ、すでに50人を超えています。10年続ければ100人かと考えると、ワクワクしますね。ますます、夢が広がる会社にしたいと考えています。』
「人財を輩出し続けることで、お客様、家庭、職場、地域社会を豊かにする」という理念のもと、社内大学の運営や合宿研修を積極的に行い、社外へも発信しているTAKAIDOクールフロー様。
飯田社長『現代社会において物流とは、世の中における血液のように、社会生活になくてはならない存在。その分野においてプロフェッショナルを育成することが、弊社の役割です。』
数年前に行った社名変更(高井戸運送→TAKAIDOクールフロー)。「大切なものを待っている人がいる」から始まる社歌。まるでゴルフウェアのようなスポーティーなデザインの制服。業界イメージを変えて行こう!の壮大なスローガンはカタチとして表れ、より伝わりやすくなりました。
会社の進む方向性とその行動ルールがハッキリ定められたことで、判断や行動に統一性が生まれているのです。
飯田社長『物流事業者である当社にとってのその役割は、交通事故を防ぎ安全な輸配送業務に努めることや、事業拡大によって雇用機会を創造することなどがあり、実現には、共に働く社員が幸福でなければならないと考えています。』
「人を財と見なされる会社で働き、自分や家族を幸せにできる」その変化の様子をカタチにする。ブレることのない全社員の行動は一人歩きし、安定感を感じる信頼ある会社のイメージを生み出すのです。
中小企業でも構わない!と考える人が求めること。それは私たちの世界観に対する共感と、その後の人間関係でワクワクできること。恋愛や結婚では、外見の印象よりも中身。つまり価値感が重要だと言われているように集客や採用も同じなのです。
東京オリンピックを間近に控えた令和時代は文化が注目されています。暮らし方やライフスタイルは多様化し、インターネットを介して自分と合う人を簡単に探せる時代。「ブレのない人柄と行動は自分の文化」であり、毎日を充実させ、別次元で人を魅了するでしょう。
物流業はサービス業。社会に喜ばれる「人財」づくりが使命というTAKAIDOクールフロー様
【TAKAIDOクールフロー様について】
創業1922年の老舗物流企業。現在都心に1拠点・圏央道沿いに5拠点ある3温度帯(冷凍・冷蔵・常温)管理の高機能物流センター事業。小ロット・多品目の冷凍・冷蔵車による食品輸配送事業を行っています。
物流業はサービス業と捉え、ブランディングの一環として行われている人財教育は多方面から評価が高く注目されています。
最新2024.01.11