Webのフル活用で建築会社が顧客獲得に成功した事例

新規顧客獲得に成功した事例は、ただ「完成しました！」と紹介するだけでは響きません。大切なのは、ユーザーがその現場をイメージできるくらいに詳しく伝えること。

例えば、ある地域密着型の工務店では、自社サイトに「リフォーム前後の比較写真」と「担当職人のショート動画」、さらに「相談から完工までの流れ」を週に1回わかりやすく掲載しました。その結果、アクセス数は半年で3倍に増え、見積依頼は前年同期比で1.8倍に増加したと言います。

さらに、施工中に出た課題やその解決策、お客様からいただいた生の声も載せることで、単なる成功談にとどまらない"納得感"が生まれました。

このように、短い文章と2～3枚程度の写真だけではなく、中古車サイトの用に10枚程の写真とストーリーや裏側を数千文字で見せることで、ユーザーは「ここならお願いしてもいいかも！」と共感を抱きやすくなります。

これがまさに、詳細な事例を伝える工夫が大きな成果につながる理由です。

「どんなふうに工事が進むのか見てみたい！」という声に応え、あるこの建築会社では施工現場をYouTubeで動画配信する取り組みも始めたそうです。

職人さんたちが丁寧に作業する様子や現場監督が工程を説明する場面を動画で紹介することで、依頼前に「この会社に任せて大丈夫？」と不安を抱えるお客様に安心感を提供できているとか。

とても勇気と手間のかかることだと思いますが、実際に配信された動画には、それを見た人から「作業が丁寧に見えるから信頼できる！」といったコメントが寄せられ、再生回数は3か月で500回以上に到達。その後、動画をキッカケに見積もり依頼が増え、過去半年で新規顧客数が20％アップしたそうです。

動画を通じて施工内容や職人の人柄が見えることが、単なるPR以上に響き集客に結びついた事例です。このような取り組みは実現にはややハードルは高いものの、施工の透明性を伝えたい会社にとっては大きな効果を発揮するでしょう。

打ち合わせや現場確認のやりとりが煩雑だと、お客様は面倒に感じてしまいます。そこで、ある窓リフォームの会社では数年前から電話やメールに代わり、LINEを活用してスムーズなコミュニケーションを実現されています。

共働きが多いお客様は、普段仕事場や仕事中に電話連絡ができないことから、使い慣れているLINEを活用することで、素早く相談や確認ができる点が大きな魅力といいます。

例えば、ある現場では、職人さんが作業中に撮影した写真や動画をその場でLINEに送信。これにより、お客様は外出中や仕事の合間でも現場状況をひと目で把握できるようにしました。「イメージ通りに進んでいて安心できた」とお客様からも好評で、これがキッカケとなり家族や知人への紹介が増え、3ヶ月で新規依頼が1.5倍に増加したそうです。

手間をかけないやりとりが可能になるLINE活用は、お客様との信頼関係を築き、成約率向上に直結する有効な手法といえます。

近年、建築資材や人件費が予想以上に上がり続け、お客様から「結局いくらかかるの？工期は延びない？」といった不安の声を聞くことが増えているそうです。

そこで、ある建築会社ではホームページに費用と工期の目安をわかりやすく示す専用ページを追加。見積りの根拠となる具体的なシミュレーション例を公開しました。さらに施工中には、工期に影響する要因や追加費用が出る場合、LINEでその理由を写真や動画とともに公開するようにしているそうです。その結果、お客様からは「計画が見通せるから安心できる！」と好評で、見積り依頼数が前期比で約20％増加。中には「他の業者は曖昧だったが、御社は明確だったから選びやすかった！」という声も寄せられているとか。

費用と工期をしっかり"見える化"することは、お客様に納得感と信頼感を与え、厳しい市況下でも選ばれる会社となる一つのポイントになります。

今回ご紹介したように、ライブ配信やLINE活用、費用・工期の見える化といったITのフル活用は、建築業における新規顧客獲得に大きな効果をもたらします。

「ウチもITで集客を強化したいけど、何から手をつけたらいいかわからない！」という場合は、是非お気軽にご相談ください。当社では御社に合わせた最適な施策をご提案いたします。

一緒に新規顧客獲得に向けて踏み出しましょう！